測りたがりの痛がり屋

まいにちの記録

そのままでいいと

ワタシハトッテモガンバッテイル、ワタシハトッテモガンバッテイル、グヌ…となっている。自分を褒める力が生きる上で何よりも大切なはずだ、誰に頑張っているね、すごいねと言われるよりも、私は私こそに褒められたい。

でも本当に自分は厳しいのだ、いつも梅雨のしめった土みたいに泥臭くじめじめと自分をいじめてくる。

まだだめだ、とかあの人と比べたらワタシなんてとか、そういう力の方がどうしても知らず知らずのうちに伸びていく。そのように自分の現状に満足せず反省を繰り返すことが、どんどん上に登っていくコツである、人は常に成長しなければいけないのだと世の中に教えられてきたからでもある。そういったものに強く息苦しさだけを感じている。

いやもうそれで十分だ、と欲張らずに満足することの一体何がいけないのか。

そう書きつつもまた土が言ってくる、「何だその体たらくは。あんたがそうやって自分をなだめすかしている間にも頭を使って情報収集し、誰にも負けない表現をと血眼になっている人たちがごまんといる、よっぽどもともとお前より優れているのにだ、それに比べてお前って奴は」

 

歳を重ねるとこういう悩みや青臭さが抜けていくのかと思ってたけど、悪化している気がしなくもない。でもどこかで死んでしまえば終わりだ、なんて考えも生まれてきて、これもあんまり良いことだとは言えないだろう。

私は何がしたいんだろう、が、急にまたわからなくなってきている。イラストで食べると夢持って上京した自分の夢が今叶っている状況で、もちろん仕事している時間は楽しいが、幸せだが、なんだか手持ち無沙汰で自分をだましだまし生きている感覚が拭えない。この文章だって仕事の合間にばちばちと自分の気持ちを整理するために書いているだけだ。誰に見て欲しいわけでもないし、どう思って欲しい訳でもない。なんでこんなに生きづらいのかなと思うが、何かしたいんだろうか、というかしなくては生きていけない質なのか、とにかくわからない。