測りたがりの痛がり屋

まいにちの記録

弾丸熱海ひとり旅2泊3日 2日め

朝起きてぼーっとしながら今日行く予定のMOA美術館のチケットをネット予約し、いつもより強めの寝癖をアイロンで伸ばし、宿の軽食をとってから出発。

MOA美術館、今やってる展示にそこまで興味はなかったけど、山の上にあって海が見下ろせて良き建物のようなので、そこで本でも読んじゃうつもり。

そう山の上!!2キロ弱ならばとバスを使わず運動のために徒歩で行ったのだけど、これがまあちょっと誤算だった。割と盛大な山登りとなった。ひたすらコンクリートの坂道を登り、1時間近くかかってようやく到着。めちゃくちゃ良い運動にはなったけど私の少ないHP...。今日はもうなんでも食べていいぞ。

 

展示とかもばーって見たいものだけ見て回る。このスピード感ややりたい放題感がひとり旅の醍醐味だ。

江戸時代や室町時代の屏風、まあでも良き絵だった。屏風に映える絵だ。繊細で美しい。でっかい虎の絵の屏風がいちばん気に入った。今にも飛び出しそうなポージングなのに虎の表情がちょっとアメリカンな感じにユーモラスで全然怖くない、出てきたら抱きしめてやるよ。

スクリーンも座ってぼーっと眺めた。三輪窯の十三代目三輪休雪さんが、荒々しくエル•キャピタンという作品を作っていく。人が作ってる様子を見てから器を見るとちょっと違う。ほんとに岩のような器をしげしげと眺めてはおっちゃんが作る様子を思い出した。

そして海を眺めながら抹茶とミルクのソフトクリームとコーヒー。沁みる沁みる。適度か過度かの疲れが心地よく妙にいつもよりリラックスできている。そうしてこれを書いている。

このあとは流石にバスで帰って、清野さんのようにいろいろお店を巡回して夜のつまみをゲットする。週末の人のガヤガヤは少し寂しく感じるだろうから、そんな自分は無理して居酒屋とかひとりで行かなくてよろし。美味しい日本酒も手に入れて、私のお城にまっすぐ向かい、今年の疲れを労うのだ。ちょっといいパックとか入浴剤も買おう。ネトフリやらなんでも見れるみたいなので映画も見よう。想像だけでもうすでに心はリフレッシュされている。旅なのか分からないけどこういうのがいいのだ。もう少しここにいて海を見ながら、面白い本を持ってきたのでこれを読もうと思う。