測りたがりの痛がり屋

まいにちの記録

はっぱのある生活

初めて観葉植物をふたつネットで買い届き、「はっぱのある生活!」「はっぱのある生活!」とあふれでる気持ちを抑えきれずに叫んだ。最近麻薬の海外ドラマ見てるからちょっと穏やかなタイトルではないな… 観葉植物のおかげで何かが圧倒的に違う、なぜ人はこう緑を求めるのか。迎え入れたのはモンステラサンセベリアだ。比較的強そうで、虫がつきにくいことを重点して選んだ。

買うことをだらだら検討しているときに、相棒がフェイクグリーンでいいのではないかと提案。虫が出たら無理だということでずっと尻込みしていたからだ。でも、生きていないものを迎え入れて、果たして愛せるのか?癒されるのか?とまた悩む。

たまたまその日に広島のイラストレーターさんとオンライン飲み会をするので合鴨を切って赤ワインと洒落込んでパソコンの前に座り、いざ彼女の背景を見たらたくさんの観葉植物だ。彼女にフェイクグリーンは?と聞いたらやっぱりちょっとねと言い、ですよねえともそもそ話し合った。百均の観葉植物であっても、土さえ良いものを買い植物に合わせた育て方をすれば元気に育つらしい。

生きていない植物は邪道…ちょっと極端だけど、どうせ枯れしまうからといつまでも綺麗な偽物と暮らすより、寿命のある息をしているものと暮らしたいと思った。元気かなと気にかけたり、少し葉先が黄色くなってしまったり、大丈夫?冷房の下は避けようね、もう少し光に浴びさせよう、水のあげすぎかしらと気にかけたいのだ。フェイクグリーンだって最近のものはとても精巧らしいしずっと綺麗で美しくて虫もつかなくて、そういうのを否定する気は全然ないから、あくまで個人的な思いだけど。

梅酒とレモン酒としょうが酒を作るために、ちょっとおしゃれな瓶も買ってみた。漬けるのはまだこれからだ、楽しみである。丁寧な暮らしはできないけど、ずっと暮らす家を愛せる空間に少しでもしたい。洗濯物や食器やゴミは洗っても掃除しても溜まっていくし、いつもまっさらで綺麗な状態になんてできないけど、好きな生き物が一緒に生きていて、うまい酒があればそれで愛しい生活だと思う。猫も早く迎え入れたいけど、飼っているフクロモモンガくんがストレスたまらないか心配だし、植物けちらしてしまうんじゃないかと不安である。こんな平和な悩みだけを抱えて生きていきたいものだ。