測りたがりの痛がり屋

まいにちの記録

先日とてもこだわりの強いクライアントととてもいい加減なクライアントの板挟みになり大変な思いをした。ずっと仕事に疲れていた分、その出来事が決定打で心のさいごがきゅうきゅうに箱に押し込まれたようになった。夜中も息がしにくいような感じで寝れず、ずっと夜中の暗い部分を見つめ、朝が来るのを待つだけだった。でもその中で、ここはフリーランスの良さを最大限に活かして、明日、気分転換をしようと夜中にホテルを決めた。鵠沼海岸のステキなホテルを選んだ。

翌日天気は少し悪かったが、決断できた自分に気持ち良く、向かう足どりに迷いはなかった。

着いた海はサーファーがゴマのようにいっぱいで、ちょっと離れた所から見ていたのでこれはこれでにぎやかな海といった感じで悪くなかった。空の色が変わるまで海を見た。これから先の予定で伊豆や鴨川にも行くので、それぞれの海を心に刻みたいと思った。

 

その後1人で居酒屋に行って希少なハツ元を全て平らげ(といっても3本だけだ。鳥モツの白いところをケチらず純粋に取ったらとても美味しく、また希少らしい。それとは知らずただただ美味しすぎて連続で頼んだら、後から来た人に売り切れだった、ごめん)また夜の海を見に行って、少し懐かしい人たちと電話して、ストロングとミニどん兵衛を買って帰った。ジャグジーのあるお風呂が売りのホテルなので、アメニティのバスソルトを入れて吹き出る泡にわわわとなりながらも身体をあたため、途中すこし歌った。幸せだった。

 

縮こまった心を広い海を見て広げ、酒やお風呂などの滋養を与える。私たちの身体のほとんどが水だから、水が四魂の玉のように共鳴するわけだ。犬夜叉漫画の読みすぎだ。

 

生きよう、と思う事柄を増やすこと。単純にそこを強化することで、きれいな、またはきれい寄りくらいでいいから、体の中の水を澄んだ状態にしたい。それくらいで良いのではないのかと最近は思ったりする。