測りたがりの痛がり屋

まいにちの記録

くしゅくしゅ

こんな時だからこそ粛々とやるべきだ…と繰り返し繰り返し「粛々」「しゅくしゅく」と唱えていたら、いつの間にやらくしゅくしゅな気持ちになっている。縮こまって疲れ切っているような、環境の変化にすぐに適応できないこと、もうその習性自体には慣れてきているけど、自分がこうして生きている間にも明日がどうなるかもわからない人がいて、国そのものもこんなにも儚くて、私たちはこんな針の様なものの上で生きているんだなとがっかりなのか、やっぱりくしゅくしゅなのか、そんな気分だ。だからもう繰り返しになるけれどテレビを必要最低限に抑えてあとは粛々とやるしかなくて、その一方自分でいろいろとやらなければという気持ちが先行してしまっている。

 

少しだけ勉強してみると、自分の知らないことばかりが明るみに出る。大人になっていろいろわかった気になっていたけれど、無知の知だか、自分が何にも知らないのだということが少し勉強してみるだけで本当によくわかってくる。

 

昔から勉強が苦手だった。やりなさい、みんなやっているのよと言われても、みんながやっていることをわざわざなぜ?という気持ちと、強制されるものは単なる苦行でしかなく、今生きる中で必要ない、むしろ友達とうまくやる方法や人に優しくなれる方法、情緒を安定させる方法を教えてくれないんだろうかと切に思っていたと思う。

でも今大人になって投資信託の本を何冊か読んだら、必要なものを一から理解することや生活を安定させる知恵を学ぶのは正直とても面白いものだった。そして同時に自分の今までの勉強に対する態度の悪さにようやく気づいた。それはこのコロナ期間のおかげでもあるかもしれないし、そうじゃなくてもやっていたのかもしれない。

 

この期間、少しさらに縮こまるかもしれないが、脳のシワは増えそうだ。でももう生きてるだけでえらいのは確実なので、気分が向かない時は布団にこもっていようと思うし、美味しいものを作って食べる飲むをする。