測りたがりの痛がり屋

まいにちの記録

なにもしたくない

ふと足元を見るといつもギリギリに綱渡りをしているかのようで、深淵に落ちまいと慌てて体制を保とうとするものの足が震えて前に進めなくなってしまう。前に進めないのはまだいい、私はなんのために前に進んでいるのだろうとさえ思い始めるこの頃だ。

なんて人は危ういんだろう。ごまんといる人間が奇跡に思える。楽しいの向こう側には依存がある。びっくりする事実なんだけど人は老いるしお金は使えば無くなってしまう。一言やひとつの失敗で培った関係は瞬く間に壊れてしまう。壊すのは簡単なのに治すのはあまりに難しい。当たり前だと思っていたものは気づけば当たり前ではなくなるのに当たり前を慈しむ器量はない。幸せは意識した途端バースデーケーキの蝋燭のごとく掻き消えるのだ。知らなければ知らないままだった新たな深淵が掘っても掘っても見つかりキリがなく、いつまでたっても末恐ろしい宇宙が足元に広がる。

 

簡単に言う。生きるのつれー!!!!!

どんだけ生きても生きるの上手くならない。34年も人間をやってるのに、アマチュアどころか赤ちゃんより酷い。どんどん笑い方は不自然になっているような気さえするし、赤ちゃんみたいに腹から泣くこともできない。それなのに私の体は無駄に大きくて頭でっかちで、あやしてもらうことも導いてくれる手もないんだ。いつも右往左往してひとりぼっちだ。

 

なんにもしたくない。5月病とかじゃない。しっかり今5月だけど