弱虫体と燃える目ん玉
回復の秘訣
惰眠を貪りすぎて夢と現実がごっちゃになり、ネットで注文したシャンプーコンディショナーをこの手で受け取ったときの、袋のしなしなとした感覚まで覚えているのにまだ届いていなかった。おかしいなあと少し考え込み、もしかしたらどこかに置きっぱなしにしてるのかもと思ったけど、後から”段ボール”でちゃんと届いたからやっぱり夢だ。
半年ぶりに美容室に行った。大学生からずっと染めていたけど、もともとの黒が懐かしく、もう染めるの卒業しようと思ってそのままにしていた。プリンになるほど染めていなかったし、前髪が伸びれば自分でざっくりと切るし、アイロンで自由自在にパーマ風にもできるし、私には美容室はあまり需要がない。ただ、女子として、また行かなくちゃな。よく分からない使命だけど。
私の愛してやまない日本橋の「墨之栄」というお店で、相棒の誕生日会と称して頭が痛くなるまで日本酒を呑んだ。お通しの烏賊の肝和えを七輪で焼いて食べれば、もう呑まずにいられない。美味しい刺身、まるまるとしたサバの原始焼きはひとり一匹配られる。
呑んで、寝る。いつだってそれが回復の秘訣だ。
いのち
先輩が産んだ赤ちゃんの動画がかわいすぎて、何度も見ている。よくよく知っている先輩から、命が産まれたんだなあと思うと感動と不思議が混ざってよくわかならない感覚になる。
時が過ぎていくなあ。絵、関係ないけど。
へばりつき力
とうとう朝布団から身体が離れなかった。少しだけ遅れて出勤した。昨日真夜中、ホームに降り立つと、草むしりでヘトヘトのお母さんを起こし、電話越しで泣き言を吐く。
どんなにがんばろうと自分に言い聞かせても、泣かないと、愚痴を言わないと、無口にならないとやってられないレベルにまできた。母親と相棒は、辞めなさいと言う。さあ私は、デザイン業界にいつまでへばりついていれるかなあ。
みつめる
日曜日も仕事。終電に間に合うか間に合わないかの瀬戸際ダッシュ。運動不足がたたり呼吸困難になり、お弁当として配られた中華が(この先は言わない)
そういえば先日はチカンにあった。思い出しただけで冷や汗と鳥肌が出てくる。
ひさびさに食べたくなって買ってきたグラタンはべとっと不味い。粘土みたいな味がした。
こう書いていけばあまりに悲しいが、本当は小さな楽しみや喜びがたくさんある。相棒が美味しいご飯を作ってくれたり、駅まで迎えに来てくれたり、グノシーで只今無料配信されている「いたずらなKISS」の、入江くんがかっこ良くてたまらないし、最近仕事で自分の成長を多々感じる。節約も頑張っていて平日5日間で1000円も使っていないし、お買い物も控えている。自炊はするし、夜はダイエットのため食べるのを控えているし(呑むけど)、毎日夜どんなに遅くても、ホホバオイルで足マッサージはかかさない。決して楽な仕事ではないので、ここまで平行して頑張っているとちょっと修行僧のような気がしてくるけど、
そう、私はおおいに人生を楽しんでいるのだ!!!!
と、一応、思っている訳です。