測りたがりの痛がり屋

まいにちの記録

がたごと勝手語り①

人はどんな時でも絶妙なバランスとタイミングを求めて生きているんだなと思う。悪くなく、良すぎることもない丁度良さ。いつもあやふや、心変わりで忙しいから安定を望むのか、その気持ちを軸としてうろうろしているのか。

女性を落としたい男性がまだ親しくない頃合に、番号を聞き夥しく連絡し、会ってくれと懇願すれば、女性の心は消化不良をおこし、「もういらない」と拒絶するだろう。過激な情熱は巧みに隠す時も必要で、しかし隠してばっかりでは何事も起こらず仕舞いだから、ここぞというときを見計らう。今水が飲みたいのか静かに太陽光を注いで欲しいのか、土の中にいた時のことを聞いて欲しいのか。花が枯れてしまわないように、大きく咲くようにと最善の注意をする。その絶妙なバランスのことを、男女関係においては恋の駆け引きとか呼ばれてて、しかし一方ではそんな煩わしいことしなくていいよ、思いのままが1番!ありのままの姿見せるのよ!なんて言う人もいる。ただ絶対に生きること自体が何事もバランスだから無意識の内にあれやこれやと考えているはずだ。もはやありのままがそういう状態だと思うのだ。実際には身勝手に咲き、そして枯れていき、またいつか咲く。
どこか歪なのも逆に良かったりする。常識やその絶妙なバランスが見事に打ち砕かれることを好む人間も、そういう時期もある。ほんとに、良いバランスって何だろう?バランスのことを考えすぎてしまうと、結局それこそバランスが悪いんだろうなー。というか結局何を言いたいんだか分からなくなってしまった。

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