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測りたがりの痛がり屋

イラストと一緒に、特に特別でもないけど愛しい毎日を、ぼちぼちお酒呑みながら書いて行きます。

自分を燻製させてる途中なんだ

夏はせっかちで自己主張がうるさくて、なんだかある特定のおばさんに似てる。季節は足早にバトンタッチしていくけれど、春から瞬く間にバトンをもぎ取りやがる。

インドアの私としては外に出るのがさらに億劫になるし、汗をかくと身体が痒くなったりいろいろ調子が優れない。ビールだけ美味しくなるから、夏の間は命の水とばかりに飲む。

あのひらひら舞う偽物のアゲハチョウ、お母さんの胸に抱かれた小さな頼りない赤ん坊という生き物、1つ消えてはまたできる吹き出物はビンゴのように斜めに並び、線香花火は最後まで綺麗に咲いて消えていく。

たくさんの出来事をせっかちに飲みくだしながら、美味しいねと味わうより酔うことばっかり考えている気がする。鱗片的な映像をふとした時に思い出しながら、もっと味わい咀嚼できたらいいのにと少し悲しく思う。

明らかに、長い間余裕がないのだ。そして、今はそれを許してもいる。表現をしたいという気持ちが燻るのを、横でじっと見ている。たぶん私も夏に負けず劣らずせっかちだから、それがしんどいんだろう。