測りたがりの痛がり屋

まいにちの記録

過ぎ去りし

もう少女の気持ちはちゃんとは理解できない。もう少しで26歳になるのだから当たり前だけど、彼女たちと同じフィールドにはすでにいないことが分かっていて、はしゃいだ少女たちを見て、懐かしくなったりかわいいなあなんて目線で見てしまう。まだそんなに年齢も変わらないのに老成した口を聞いてしまったが、そのような気持ちが生まれ始めたことが当たり前でも少し不思議な気がするのだ。早く大人になりたいと息巻いていたあの時の私は、今の私を見てどう思うんだろう。ありがちな発想だけど。がっかりさせたくないなあ。

上京して2年半が経ち、(といってもまだ2年半か)東京の暮らしにはずいぶん慣れた。一番の変化は割とマジで目つきがするどくなったと思う。目の前から包丁を突き刺されたり違法のはずの銃で打ち抜かれることさえなければ、もう立派になんにも臆せず新宿東京渋谷池袋なんでもござれ。変人奇人も冷静に観察する。それとも私が変人かなあ笑(わらえない)

イラストを描いて生きるんだ!なんていって、なんのあてもないのに、なぜかギターを背負って古くからの友人モチちゃんの家に転がり込み、その後は高円寺のゲストハウスに半年いて、(一部屋に二段ベッドがふたつあり、そのベットの中だけが自分のスペース。女子が13人いて皆個性的でそれはもう毎日にぎやかでした。)ずっとやっているケーブルテレビのイラストが評価されて、携帯会社のPOPを作る仕事をさせてもらい、今はデザインの会社でイラストを描いたりグラフィックをしている。今よりもっとなんにも知らない世間知らずが、騙されたり悲しんだり飛び跳ねて喜んだり、人に迷惑をかけたり救ってもらったりして、絵だけはずっと描いて、なんとかちゃんと自分のやりたいことをして、社会人として生きて行けるようになったんだ。簡単に思い出しても、なかなか怒濤だった。これからどうなっていくんだろう?私はどうしたいんだろう?多分夏休みがもらえるはずだから、いろいろと自分と向き合えたらいいなあと思っている。

 

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