測りたがりの痛がり屋

まいにちの記録

台所と人生

私にとっては何段飛ばしで登っていても、上にいる人たちや出来る同僚にとってはなんら変わりがなくまだまだ出来損ないのわたしだ。あがいたことを褒めてやれるのは自分だけだ、そうやはり仕事は全体的に不調だ。始めて2ヶ月とちょっとか。

朝、弟による汚い台所を見て思った。どうして一度きりの人生なのに、こうして自分の思う生き方もできず、我慢して受け止めて悲しみながらも妥協して生きていかなきゃだめなのだろう。生きるってなんだろう、そんな大それた、古来から慣れ親しまれたテーマを乗せた台所に、愚直に向かい合っていた。干からびた一本のパスタをゴミ袋へ投げ入れ、よく分からないソースでべったり汚れたコンロ周りをティッシュで拭いた。相変わらず音のうまく出ないギターと少し戯れ外に出ると、空は濁って泣き出しそうで、そういう私も最近泣いてばかりで、空くんと、梅雨をテーマにお酒を飲み交わせたら楽しいのにね。

まあただ、駅までの道のりをよたよた歩く中、何かの拍子に思ったことがあったから、こんなうじうじ日記を公開している。

自分の思う生き方を、しているんだってふと思ったんだ。こうやって嘆くのが、今私の選んでいる生き方なんだなと、スッと理解した。なんか神様か誰かがふわっと私の頭にその考えを投げ入れてくれたかのように、私の気持ちはそこでくるっと回転した。だめだだめだと思った。私、目標とか最近立ててなかった。どうなりたいかをもう一度考えよう、じゃなきゃマズイと気づいた。

とりあえず仕事がんばろう。死んだ目してる場合か。目を見開いて集中するんだ。自分の本当にしたい生き方を、自分で手に入れる。そのために、目の前のことに集中しようと思ったのだった。