測りたがりの痛がり屋

まいにちの記録

石垣ファミリー

ぐずぐずとした天気が続くので、なかなか離島に行けない。石垣島のアートボックスという宿に3泊ほどした。清潔でスタッフさんの感じもよく気に入った。大きな荷物を担ぎ、身軽な格好でバックパッカーのように闊歩するも、シャワーは毎日入って清潔な布団で眠りたいと思ってしまうからいろいろ偽物である。1500円から3000円ほどで泊まれ、友達もできてしまうドミトリーが、沖縄にはたくさんあって楽しい。プライバシーもいつもなら大事にしたいところだけど、なぜか沖縄ではその考えが薄れていきオープンになっていくから不思議。

夜は頼れるお父さん的存在のほたるくんや、1歳下なのにお姉ちゃん的にしっかりしているキティちゃんと飲んだり、ほたるくんが宿で男子をナンパしてきて4人で様々な飲み屋んへ行った。新入りくんは生まれも育ちも富山であり、キティちゃんと同じ24歳。外交的でワンちゃんみたいに慣れっこくかわいく頭も良い。お父さん、お姉ちゃん、妹(私らしい)、ワンちゃんでのファミリー行動が気も使わず本当に楽しかった。本当はお母さん的存在を狙っていたが、どうやら私にその資格はなかったらしく母親不在のファミリーに…。 

雨の日は本を読んだりイラストを描いていたが、石垣島で初めてのシーサー作り体験もした。これがけっこう楽しかった!シーサーは自分に似るらしいよ。ほたるくんは自分そっくりのシーサーを作り同じ顔で写真に写っていて笑った。私はちょっと上手だったので(笑)ここで働かないかと言われた。もしかしたら何年後かには石垣島でシーサー職人になっているかもしれません。

ファミリーで「やまもと」という石垣牛の焼肉を食べに行ったりもした。連日のお酒真剣勝負で胃がボロボロにも限らずお肉の美味しいこと!みんなで唸りながら堪能した。実はその日が4人で集まれる最終日、惜別の日。次の日からキティちゃんは帰っちゃうしほたるくんは波照間島へ、ワンちゃんはダイビング、私は竹富島と別々の場所へ。とにかく寂しく、この日はなんと4次会まで決行。そしてその後もスミノフを買い海辺で高校生みたいに座り込んで早朝4時くらいまで飲んでいた。雲のうずまく空から覗く半分サイズのお月様、石垣の静かな美しい海の横で、4本のスミノフが本当にちびちびと減っていくんだ。忘れられない夜となった。

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