測りたがりの痛がり屋

まいにちの記録

退職物語

デスクトップおよびデスク周りのお掃除し、ファイルにとってあった2年間分の書類やらはうず高くなり、処理するのは手強かった。何束か取っては、そのプリントの制作日に束の間戻りながら、シュレッターの口に餌をやるようにして差し込むと、バリバリと音を立てて2年間が食べられていくよう。懐かしむ間も無く消えていくことが悲しかったけど、家の片付けとは違うからそこは我慢しなくちゃ。

本社全員分のワッフルと、お世話になったお姉さんたちにハンドクリームやハンカチを買い、上司と奥さんに富士山型の綺麗なお猪口ペア、大好きな先輩たちにちょっとしたプレゼントを。可愛がってくださった社長にはイモ焼酎の生チョコ。 

足早に会社を後にすると、そこでようやく実感がわいて、もう来ないんだ、もう終わりなんだとボロボロと泣けた。POP作って切って全国に送るところから、先輩方と協力してツール作ったり本を作ったり、多くの人と、ありとあらゆる仕事したんだ。初めての正社員だったしな。

メールや電話をくれた方も多く、電話は無理にしろメールは会社のPCから全部写メってきた。後悔しないようにこれから頑張るだけだ。遊んでられないぞ、iMac様は無事通販で探したお似合いの机の上で、フォトショ&イラレを内蔵され、満足気にしてらっしゃる。やるしかないぞ、頑張るんだぞ。

 

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