測りたがりの痛がり屋

まいにちの記録

美味しい時間

新橋の舞浜というお店が美味しいと職場の先輩に聞いていたので、仕事が少し静かになったのを見計らい、久しぶりにランチに行ってきた。ほとんどお弁当かコンビニかだからな、美味しいものを食べたくて仕方なかったのだ。

 

13:30に行ったけど満席で並んでいた。ひとりで行ったのでなかなか度胸がいった、相席で席に座るし。しかし美味しかった..まぐろ鯛サーモンぶりなど一切れずつを小さな小鉢にこれでもかと入れていて、身はぷりっぷりの新鮮。家庭的で幸せの象徴のような鯖の味噌煮、なんと大ぶりでどんと構えていて美しいことだろう、ただでさえおかずが多いのに、胃袋がもう少し大きければ永遠にご飯食べれちゃうじゃないか。

茶碗蒸しも大根としらすの小鉢も、お味噌汁もお漬物も付いて、1000円。十分に満足した。美味しいものを食べることの大切さよ。。

f:id:amarino:20161027152520j:plain

夜中のおにぎりまん

毎日の修行の中、もうだめだ、疲れたと口を開けば出てくる。仕事場でつい無意識に、「弱音が止まらない...」と呟いたら、同僚や先輩が吹き出した。そんな歌のタイトルがありそうだって。あるか?笑 何はともあれちょっと和んだ。

 

ただでさえ毎日終電なのに、土日もほぼ出てる先輩もいて、そのキャパシティとアビリティにサプライズしています。

 

トイレ以外机に張り付いてほぼ1日を過ごすと、知らず知らずに溜まる鬱憤を、何で晴らせばいいか分かんなくなる。もちろんそこはやっぱり食に頼りたくなる、でも、私痩せたいし、そこがほんとにほんとに苦しいところで、なるべく夜は食べないか軽くつまむかにしているのだけど、もはや積りに積もるストレスはグッラグラで、いつ崩れ落ちるか分からない。

 

そんな中、深夜家に帰ると、相棒が仕事場の飲みがあったらしく酔い潰れていた。彼はいつも起きて待っていてくれるし、迎えにも来てくれるので、今日は少し寂しかったが、フクロモモンガのぴーばくんに餌をあげた後、もうほんとに疲れたあ.....とまた弱音吐いて、寂しがる元気もどこかに飛んでいきソファにへたり込んだ。

するとあったがおにぎりだ。どうやら酔うと炭水化物をしめに取らなきゃいられない相棒が買ってきたものらしい。


私は長い躊躇のあと、恐る恐る、だけど一思いにおにぎりにぱくついた。やってしまったという背徳感の中、美味しい美味しいと味わった。

 

翌朝相棒におにぎりの話をすると、彼は買ったことも覚えてなかった。あのおにぎりは幻だったのか、おにぎりまんという妖精だったのか。とにかく崩れ落ちそうな私のストレスを支えてくれた。これからもう少し、頑張っていく。

うろちょろ感情よ

好きだったはずのものが嫌いになる瞬間は途方もなく悲しい。

その逆も然りで、嫌いだったものを好きになったときの、うっとりするようなそよ風よ。

 

うろちょろする感情が、人生を面白く、そして悲しくしてるんだと思います。

 

余裕を持って、うろちょろ感情をよしよしとあやせる人に、いつになったらなれるじゃろか。

待機のくるしみ

日曜日から日曜日までぶっつづけで働いている。8連勤?

土曜日のこと。やはり夜中に仕事が終わり、しかも大半が「待ち」。待機だった。目が回るほどの忙しさよりも、待っていることの方がいろいろ心が壊れてくる。なぜ?なぜこんなに時間を無駄にしているの私は?世間は休日だよ、なんなのよう。

 

先週からずっとしたかったワカコ酒(一人飲み)を休日に決行すべく、さまざまな飲み屋さんを検索してはほくそ笑んでいたのに、その日それさえもできないことに完璧に拗ねていた。一人飲みしたそのあとは久しぶりにシンガポール帰りの友達と会う約束をしていて、今現在も門前仲町で待っててくれているというのに、私は21時の待ち合わせに向かうことが到底できなかったのだった。約束は延期され、友達は一人飲みして帰ったらしい...ごめんよう。

 

いまから帰っても行きたいところは全部閉まっている、終電もあるし。

私は自分の家に近い居酒屋を探しまくり、意地でも一人飲みをして帰ろうとした。そうすると、田舎の深夜はチェーンのお店しか空いていない。それでもいいよと店の前まできたのに、私は込み上げる恥ずかしさで入ることができなかったのだ・・・あんまりだ!!!!!!!

 

やよい軒に入った。鳥の南蛮定食とビールを頼んだ。美味しいんだけど、おいしんだけど、美味しいんだけど。なんだか無性に悲しかった。夜中は胃がもたれるしあんまり食べれないし。

 

相棒が迎えにきてくれた。私は彼に言った。奢るから!少しだけでも一緒に居酒屋さんへ入って...

そうしてなんとか二人飲みは決行。でも、疲れてお酒なんて入らない。全く進まない。話すことも疲れてできない。なんだかいろいろとがっかりだった。

相棒が頼んだコロッケを待つのさえ苦しかった。かわいそうなのは相棒。わかっている。でも、もう待つのはいやなんだ.......

そうやって、日曜日の仕事中に、待機の間に、このようなブログを書くわけである。 

f:id:amarino:20160904181132j:plain

 

もろもろろ

ワカコ酒のワカコのように、一人酒がしたい。珍味をつまみにして、しみじみ熱燗でぷしゅーしたいんだ。

 

消えていく友達とはなんなのか。必然だとしても、やっぱり寂しいものだ。

 

イラストの仕事、自主プレしていただいた。堪らなく嬉しい反面、自分のこれしたいあれしたいが形にならない、または借り物であることが悔しい。

 

朝起きたら、ベットで寝てたのにソファで寝てた、寝ぼけてたんだろうか。

 

短すぎるパンツを履いた若者が新橋に歩いていた。

 

あー、痩せたい。

 

ピーバの虜

うちのかわいい子のことを話したくて苦しくなってきた。

 

我が家に最近家族入りしたピーバくんは、生後6ヶ月ほどのフクロモモンガのオスである。フクロモモンガは威嚇するとギチギチギチと虫のような面白い声で鳴くので、最初はちょっと触るのが怖かった。美味しいものを食べるとプクプクと満足げに鳴く。寂しかったりかまってほしいときにはアンアンと子犬のように鳴く。面白い。ピーバはちょっと怖がりだけど、元気いっぱいにケージを駆け巡る、情緒豊かで非常に愛くるしい子だ。(親バカ具合はすでに行くところまで行っている)

 

はじめは実をいうとハリネズミを飼ってみたくて、相棒と電車バス乗り継いて専門店に行った。ハリネズミとはマイペースで面白い生き物で、そりゃもうもちろん可愛かったんだけど、隣でジッと見つめてる目の大きい彼らが妙に気になって、「す、すいませんフクロモモンガも一応見せてください☆」と我慢できずにいったのが分かれ目だった。

 

それからは早くて、フクロモモンガの瞳にノックアウト、小さなポーチに一匹の男の子を入れてもらって、割と結構な額を払い(笑)そのお店を後にした。ずっと両手で包んで撫ぜながら、早く早くとうちへ帰った。フクロモモンガは暑いのも寒いのも得意ではないので、ドキドキしながら帰ったけど、彼らは夜行性なのでその間はぐっすり寝てくれていたようだ。

 

環境が変わると大きなストレスを抱えるようで、最初はギチギチ鳴いて仕方なかったし、なるべくそっとしておいた。その間にありとあらゆる情報をネットで広い集めて対応に臨んだ。フクロモモンガはやはりマイナーなペットなので、情報は多くない。食事が特に気を使うので、これはまた別の機会に書くけど。本も買い、ケージも大きいのを買い、最近ではテント(!!)も買った。その中にケージをいれて、そこから出してテント内を遊ばせてあげるのだ。部屋が狭くなった。ピーバくんの占める割合が言葉通り大きくなってきた。ピーバの虜である。

 

つづく

f:id:amarino:20160823120341j:plain

 

 

真夏のUSJ

夏休みは兵庫まで、飛行機往復+2泊+USJ一日券で、ひとり25000えんほどという格安のパックで相棒と旅行をしてきた。オリオンツアーだったかな。いつも素敵なプランをありがとうございます。フクロモモンガのピーバくんはもちろんお留守番で、その間は弟にわざわざ来てもらい餌をあげてもらった。だから今度わたしは弟に奢らねばならない。

 

初日は念願の明石焼きでいっぱいやれたし(ふわふわした、出し巻き卵×たこ焼きみたいなものをだしにつけて食べる。好きなエッセイ漫画家たかぎなおこさんの「はらぺこ万歳」を読んで以来、ずっとこれが食べたくて仕方なかった)夜は素敵でリッチなフランス料理コースを三ノ宮で。

 

次の日のUSJはしかし波乱だった。以下、私が120分待っている間に書いた文↓

 

私は

テーマパークが

最高に嫌いだ。

しっかり確信した。

 

いま、この言葉を大きくゆっくりと教祖様のように、この炎天下の中120分並んでいる同志たちに浴びせたい。織り成す人々の群れは、思い思いにオシャレして、でも汗でベロベロだ、楽しそうにはもはや見えない目が死んでいる、なにかの修行僧のようにも見えてくる。日焼け止めはとうに落ち、この夏一生懸命守った肌も暑く焼けていき、頭痛はすごく、120分を一生のように長く感じる。  

 

痩せる太る論と似てる。消費カロリーが摂取カロリーを上回ったら人は痩せる。ここでは摂取ばかりだ。暑い人多い並びまくり、その割にはアトラクションの楽しさは一瞬で終わる。この場所で私のテーマパーク嫌いはぶくぶく太るだけだ。

 

何が楽しくて人は並ぶんだ。そこまでのものか?ここまで代償を払うものなのか?ああ私はかわいくない最悪な奴だよ。人の夢なんて儚く散りやがれ、そんなことより私は家に帰りたい。今まで並んだから今抜けるのはなんだか損だというこの呪縛から抜け出せるならお金だって払いたい。

 

隣で相棒が、「だって、アトラクションに乗りたいじゃないか。」と私の目をまっすぐに見て言った。

私は、やつが非常に眩しかった。まあ後ろにギラギラの太陽があったのもあるけどね

 

ああ

でも

帰りたい。

 

フライング・ダイナソーはすさまじかったし、ハリーポッターも楽しかったし最終的には随分楽しんだんだけどね...あと人生で一番おっきなグラスでのむ黒ビールは最高だったしオニオンフライもめちゃうまだったし、楽しかったんだけど、暑さや有り余る時間が、しばらく私を変えてしまっていたのでしょうね。

相棒ごめんなさい。また...行こうね。

 

f:id:amarino:20160822135523j:plain